ビンディングの機能と調整

カレンダーでは今日から4連休、皆様お出かけの方が多いようで、街中は静かです。

 

スキーのビンディングには、保持と解放の機能が付いています。

 

保持機能は滑走中に常にブーツを定位置に戻そうとする機能で、解放はバネの強さ以上の圧力がかかると、スキーからブーツが外れる機能です。

 

トゥピースで外れる確率は、ヒールピースで外れる確率より格段に大きく、解放の大概はブーツのつま先が左右に振れて外れます。

 

ヒールピースは上方向からブーツを押さえつけており、身体が前方に倒れると踵部が上がって外れます。

 

保持機能は、ヒールピースに付いている前圧用のバネがブーツを常に前方に押している力と、つま先が横ぶれをした時に、中心に戻そうとする機能の連動で、保持状態か解放状態かのどちらかになり、つま先部分は解放すると元に戻ります。

 

解放強度は、身長や体重、年齢、ブーツのソール長、スキーヤーの技術レベルで決まります。

 

お店でスキーを購入すると、上記を元に解放強度を決めますが、伝える情報が違ったり、適正な解放強度を越えて強めの設定すると怪我の原因になりますので、ご注意ください。

 

ビンディングの解放は、滑り手の脛の骨折を防ぐことが基準になるので、膝から上の関節などは保護の対象ではないことを覚えて欲しいと思います。

 

ご自身で解放強度や前圧を調整する場合は、怪我をしてもご自身の責任になることも知っておくと良いでしょう。

 

最近のビンディングはスキーにセットするだけというモデルも多数あるので、自分で調整する方も多いですが、ビンディングの調整がよく判らない場合は、自身で判断せずに必ずショップにご確認ください。

 

特にお子様やご高齢者の場合は、スキーに慣れた方でも、自己判断で行う行為はお勧めできませんので、こちらもご注意ください。