既製品を履いた時しっくりこない方へ

名古屋は午後になってやっと晴れ間が見えてきました。

 

昨日はお子様と滑りたいお父さんから、ブーツの相談がありました。

 

初心者では無いものの、今まであまりスキーをしてこなかった方で、ご本人曰く、初中級程度とのことでした。

 

ラストが広めの、どちらかと言えば楽ちんタイプのブーツに決めて、つま先と右足の舟状骨を広げて、足首下のカントをインソールではないパーツで直してお持ち帰り頂きました。

 

店頭で最初に試履きした時は、サイズがぴったりのせいで、自分一人では履けない状態で、ブーツを暖めて、履いた状態でも、アタリやらキツさやらで、サイズを決めるまでかなり悩まれたようです。

 

お客様の脚の状態を説明し、スキーを調子良く滑るための調整をお勧めし、ご納得いただいた上で加工してみると、今度は一人ですっと履けたので、ご本人もびっくり。

 

「既製品の状態ではこれだけ変わるとは思わなかった」というご感想をいただき、まずは滑ってみるとのことでした。

 

ノーマルのブーツを履いてしっくりっこない方は、足首下のカントが合っていない方がほとんどです。

 

足首下にカントが必要な方は、どのブーツを履いても同じ違和感を感じるので、インソールや内外旋パットで足首から下を調整し、ブーツにまっすぐ、足先が捩じれない状態で足が入るようにしましょう。

 

インサイドエッジも踏みやすくなりますし、スキーの操作も簡単に俊敏になります。

 

インサイドエッジを踏む動作は、腕前に関係なくどなたも行って滑って行きます。

 

ブーツの調子が良いかどうかは、ご本人が履けばハッキリわかります。

 

滑りが調子良くなれば、レベルアップも速くなり、よりスキーが楽しくなります。

 

苦しいブーツで我慢するのはあまりお勧めできませんので、心当たりのある方は、お気軽にご相談ください。