カント調整してますか?
2025/03/31
今日は久しぶりにのカント調整のお話を書こうと思います。
カントは脚の内と外側でどのくらいどちら側に傾いているかを角度で表しています。
日本人の方は客がガニマタの方が多く、普段履きの靴でも踵の外側がすり減っているかで確認できます。
足の裏の外側のすり減っている個所に体重がかかって、普段履きの靴の底が傾いていきますが、その状態が歩きやすいということになります。
スキーブーツはつま先から脛までを包み込むので、足首から先の関節は、履いていない時より大きく動かすことができない規制がかかります。
また、スキーブーツの両足を揃えて後ろから見ると、アッパーカフが少し外側に傾いてついていることがわかります。
スキーブーツに足を入れてみると、ブーツの型と角度が決まっているため、骨が出ている個所や、つま先周りの形によって、その人の足首の稼働域によっては強制的に捻じれたり、圧しつけられたりして、違和感が出てきます。
静止時は上記の状態で何とか我慢が出来たとしても、滑走時はブーツの中で足が動きインサイドエッジを踏もうとするので、ねじれやアタリも大きくなり、足が痛いと感じるようになります。
さらに、既製品のブーツを履いて、痛みやキツさが出ている方は、足首から先がブーツに対して真っすぐ入っていない可能性が高いです。
滑走中はブーツの中で足も動いているのですが、動き過ぎると力が逃げてスキーが思うように動かないので、滑走スピードが上がるほど、しっかり足を固定できるブーツが欲しくなります。
どの程度のフィット感にするかは、人によって、技術レベルによって変わりますが、しっかり固定できるほど力は伝わり、スキーは俊敏に動かすことができます。
エリアではインソールを裏張りし、足首から下の傾きに合わせて削り、足の裏の内・外側に咽頭に圧がかかるようにしたうえで、アッパーを脛の傾きに合わせます。
ブーツの底をカント角0°に調整していてもブーツの中で足が動いてしまうと、角度調整の効果も減ってしまうので、インサイドエッジを立てようと脚を動かした時の姿勢がポイントになります。
シーズン中も多くのお客様にインソールを作って頂きましたが、概ね高評価をいただいております。
まだの方はお試しにご来店ください。
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スキーヤーズピットエリア1
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名古屋でチューンナップを実施
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