エリアのシェル加工

今日の名古屋は曇り空、今にも雨が降りそうです。

 

昨日はエリアのカント調整について書きましたが今日はシェル加工について書きたいと思います。

 

エリアではお客様おご要望に応じて、シェルを膨らましたり削ったりと加工します。

 

シェルを加工するにあたり、基本的にはインサイドをお客様の足型に合わせていきます。

 

人の足は、親指の付け根の骨が出ている方や、舟状骨が出ている方、踵の骨が外にズレているなど、人によってバラバラで、既製品の状態ではインサイドに隙間ができる場合があります。

 

またつま先が開いていたり、足首が反っていたりすることで、ブーツの中でどこかが押されて、足の向きがブーツの向きと合わない方もいらっしゃいます。

 

ブーツの中で足が捩じれてしまうと過去のブログに書きましたが、捻じれる原因は、ブーツに対して足が真っすぐ入っていないというか、真っすぐ入らない足であったり、隙間が原因で足が捩じれたりと、これも人によって履くブーツによって変わります。

 

既製品のブーツを履くと違和感のある方は、上記の原因があるかもしれません。

 

インソールでカントを調整した後ブーツの型を足に合わせていくと、足の納まりがよくなるので、かなりしっくりした履き心地になります。

 

シェルの薄い箇所は素材が変化しない程度の熱で膨らまし、骨が尖っている個所は削りも入れます。

 

ブーツを加工することで耐久性が落ちたり、破損の原因にならないように加工していきます。

 

事前にお客様と相談して加工する内容を決めますので、納得できない場合は取りやめることも出来ます。

 

ブーツで苦労したことがある方は、一度ご来店ください。