エリアのカント調整
2024/04/17
今日はエリアのカント調整のお話を書こうと思います。
カントは脚の内と外で足がどのくらいどちら側に傾いているかを角度で表しています。
人の足は膝をくっつければ足首から先は内側に、膝を外に向ければ外側に圧をかけるような体勢に動きます。
スキーブーツはつま先から脛までを包み込むので、足首から先の関節は、履いていない時より大きく動かすことができない規制がかかります。
また、スキーブーツの両足を揃えて後ろから見ると、アッパーカフが少し外側に傾いてついていることがわかります。
スキーブーツに足を入れてみると、ブーツの型と角度が決まっているため、骨が出ている個所や、つま先周りの形によって、その人の足首の稼働域によっては強制的に捻じれたり、圧しつけられたりして、違和感が出てきます。
既製品のブーツを履いて、痛みやキツさが出ている方は、足首から先がブーツに対して真っすぐ入っていない可能性が高いです。
滑走中はブーツの中で足も動いているのですが、動き過ぎると力が逃げてスキーが思うように動かないので、滑走スピードが上がるほど、しっかり足を固定できるブーツが欲しくなります。
どの程度のフィット感にするかは、人によって、技術レベルによって変わりますが、しっかり固定できるほど力は伝わり、スキーは俊敏に動かすことができます。
日本人の方は客がガニマタの方が多く、普段履きの靴でも外側が減る方が、これにあたります。
エリアではインソールを裏張り日し、足首から下の傾きに合わせて削り、足の裏の内・外側に咽頭に圧がかかるようにしたうえで、アッパーを脛の傾きに合わせます。
試し用のインソールも最右によりますがご用意していますので、入れて履いてみるとよく判ります。
ブーツの底がカント角0°に調整していてもブーツの中で足が動いてしまうと、角度調整の効果も減ってしまうので、インサイドエッジを立てようと脚を動かした時の姿勢がポイントになります。
シーズン中も多くのお客様にインソールを作って頂きましたが、概ね高評価をいただいております。
まだの方はお試しにご来店ください。
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スキーヤーズピットエリア1
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