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シェルの削りと膨らまし

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シェルの削りと膨らまし

シェルの削りと膨らまし

2024/03/27

いいお天気になりました。

 

先日ブーツのアタリが直らないとのご相談がありました。

 

他店で購入したブーツで、初めから当りが有ったので、そのお店で直してもらったけれども痛みが取れないとのことでのご相談でした。

 

確認してみると、アタリの箇所は、片足の内踝の前あたりに、かなり尖った骨が出ていました。

 

購入店では「削り」で処理されていましたが、位置が違う、削り方が違うの2点が問題でした。

 

位置が違うのは論外ですが、削りについてはお皿のように薄く削っては痛みが取れません。

 

骨の出ている大きさに合わせてお椀のように削り、へこんだところに出ている骨がすっぽり収まる必要があります。

 

今回は内踝なので、シェルを合わせた時痛くならないよう、先に膨らましてから、痛い部分を削りました。

 

ブーツのシェルには数ミリの厚みがありますが、どこでも削っていいとは限りません。

 

特にインサイドは削りによってシェルが薄くなれば、剛性に影響する場合があります。

 

エリアではまず膨らますことで対応できないかを確認し、出来ない場合は削りますが、膨らます際でも素材が融けない程度の過熱で伸ばす加工をし、削る場合でも破損や剛性に問題が起きないかを確認してから行います。

 

シェルの内側を見ると、部分的に盛り上がっている個所がありますが、そこに当りが有る場合は、骨の状態によってはお皿のように削る、または盛り上がりの部分を平らにすることはあるでしょう。

 

シェルを削れば、削った場所は薄くなり、特に力がかかる箇所については、直した後の耐久性も変わるので、注意が必要です。

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