ブーツはシェルで変わります
2024/03/13
スキーブーツは、上級モデル程シェルの型と硬さが命です。
モデルを見比べてみると、上級モデルのブーツは底にヒールラバーが付いておらず、ヒールラバーが付いているモデルより、ねじれに対して抵抗してくれる分、力も速さも素早く的確に伝えてくれます。
また、上級モデル程、余分な機能がそぎ落とされているので、利点も欠点もハッキリしており、シェルが負担している性能は大きいといえます。
上級モデルのインサイド側は、直線的で踝上あたりまで、やや内側にへこんだ形状をしており、足首下あたりの足が一番細くなる部位も足をつまむようにへこませてあります。
クラスが下がるほど、使われている素材は柔らかくなり、強い力が加わると、つぶれたり、ねじれたり、形が変形しやすく作られています。
滑走スピードが上がるほど、硬いブーツでも少ない力で加圧できるようになりますので、静止状態と滑走中の硬さの感じは変わります。
急斜面や硬い斜面を滑る頻度の高い上級者の場合、スキーを高速で安定して操作していく必要があり、スキーヤーが掛ける力をブーツがこらえて、スキーにどのくらい伝えることができるかが性能の勝負所といえます。
シェルの設計により、ワンピースとツーピースシェルでコンセプトは違いますが、目的は同じ、どちらが候補になるかはお客様の選択次第です。
足がインサイドにぴったりフィットしていくと、インサイドのつま先から脛あたりまでのL字を使って、スキーに圧をかけることができるようになり、速度に対しての安定感は増していきます。
今の道具は、上級モデルであってもより少ない力でも操作でき、操作した感じも軽いと感じるモデルが増えています。
ランクアップを目指す方は、お持ちのモデルより、1クラス硬めも選択に加えてみると良いでしょう。
スキーブーツは使用する目的に応じて、機能と性能が使い分けられています。
機能重視のブーツでも、性能重視のブーツでも、充分内容を把握したうえで、適正な選択をしていきましょう。
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