ビンディングのお話

日中は残暑がきつい今日この頃です。

 

最近はネット販売などでスキーを購入されたお客様が、ご自身でビンディング調整をされるケースがあります。

 

スキーのビンディングには、保持と解放機能があり、滑走中もカタカタ動いており、常にスキーの中心にブーツを戻そうとする力が働いています。

 

トゥーピースは横方向、ヒールピースは上方向に動いて、特定の方向に一定の力が加わると、解放機能が働き、ブーツは外れます。

 

スキーを購入すると、お客様の体格や技術レベル、ブーツのソール長により解放強度が決まります。

 

踏み込み式のビンディングのヒールピースには、バネが2本入っており、上のバネで解放強度を、下のバネで前圧を調整します。

 

この前圧調整ですが、ビンディングメーカーにより、ぴったり合わせるタイプと調整幅の範囲内で設定するタイプがあります。

 

範囲設定の場合、前圧を強くも弱くも調整できるケースがあり、よく解らない場合は、お店に相談することをお勧めします。

 

ビンディングの調整は怪我と直結する可能性があり、自分で調整したビンディングは、PL法の範疇には入らないので、自信の無い方は避けた方が賢明です。