カント調整の不思議

昨日よりは少しだけ暑さがひいていますが、それでも暑い、この後雨が降るとともに、今度は気温が下がってきます。

エリアではブーツのカント調整を行うお客様が多いです。

足首下のカント調整を行うと、面白い結果が出ることがあります。

もともとはブーツの中で足が当たるとお客様がご来店。

骨の出ている部分の膨らましだけでは解決しないケースの場合、カント調整をプラスして行うと、特定の骨のでっぱりが少し小さくなるのです。

もともと普通の状態だった骨が、当たったり、こすられたりで変形し凸状態になってスキーをすると、でっぱり部分が最初に当たります。

当然痛いはずです。

足首を持って左右に動かしてみると、踝や舟状骨、甲の外側の骨が動いているのがわかります。

エリアでは【足の収まり】と言いますが、踝下のカントを調整したインソールを入れてみると、
ブーツの中で足の位置や傾きが変わります。

骨がへこむわけではなく、無理のない状態でブーツの中に納まることにより、足を捻じ曲げるような動きが少なくなるのです。

当然スキーもしっかり踏め、必要以上にブーツの中で足を捻じ曲げる動作もしなくなるということになります。

もちろんカント調整だけで当りが治るのかは個人差が有りますので、直らない場合はシェルを膨らましたり、つま先の向きを変えるような作業が必要になるかもしれません。

お持ちのブーツに当りが有ってお困りの方は、ご相談ください。